レイプ被害とその考察

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    資料紹介

    レイプの原因は、加害者にある。被害者がたとえその容姿に問題(言動や服装が挑発しているなど)があるわけではない。さらに、知り合いが加害者だからといって、それが和姦になったり、合意の上で、ということにはならないのだ。被害者は体だけでなく、心まで傷つく。その傷の深さに、社会全体が気付くべきである。
     私は、このレポートを書くために、問題提起シリーズの漫画、『ひみつ』を読んでみた。コミックで、短編なのでとても読みやすく、レイプについていろいろ考えさせられた。レイプはとても卑劣な行為であり、「女性側にも非はあったハズ」「なぜ抵抗しないのか」これらは被害に遭った女性の気持ちを全く考えない、最低の意見だと思った。主人公ミカが被害にあったことを知った彼氏・ハルキも最初はこう考えていて、社会の考えていることを痛烈にコミックで表現していた。
     そして、スーフリ事件では、参加者の女性の警戒心等の不備を指摘する声もある。しかし、イベント参加者の多くは、早大の事情に疎い他大の新入生とみられ、早稲田や慶應などの有名大学の社会的信用を利用し、表面的には健全を装い、サークルの体裁を整えている場合に、友人同席の上で強姦されるとは思わないだろうと私は考える。

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    早大サークルの集団強姦事件におけるレイプ被害とその考察
                        
    はじめに
     この事件は、私が大学受験を控えた高校3年生の6月に起こった。ニュースにはひっきりなしに大学名が載り、「集団レイプ」とテロップが流れた。受験生の私にとってはショックな事件だった。大学に入ったらサークルに入り、大学生活を楽しみたいと勉強を頑張っていただけあって、親も自分も、サークルというものは恐いものかと感じた。
     それからおよそ1年、私は無事に大学生活を送っている。大学のスキーサークルにも入り、毎日がとても充実している。サークルがとても楽しいので、もし自分の所属するサークルで、このような事件が起きたらと思うと恐ろしい。
     しかし調べていると、早稲田大学サークル「Super Free」は、普通のサークルとはどこか違う、どこか異常な組織であるとわかった。
     そこで、授業で習った「レイプ被害」と関連させ、集団強姦事件と、その被害についてレイプを考えながら考察を述べたいと思う。
    1. レイプとは
    ◎女性に対する支配・征服・所有が性行為という形をとった暴力 ◎女性が望まないすべての性行為 ...

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