発達心理学 1「乳幼児期から児童期に至る発達の特徴について述べよ。」

閲覧数1,464
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「乳幼児期から児童期に至る発達の特徴について述べよ。」

     発達段階論について

     人間の発達を捉えた発達段階論にはさまざまな説がある。例えば、ピアジェの知能の発達段階論やエリクソンのライフサイクル発達段階論説、ヴィゴツキーの発達段階論がある。

     ピアジェは子ども(乳児から成人)の知的能力に着目した発達段階論、エリクソンは誕生から死に至るまでの人生全てにおいての発達に着目した発達段階説を、ヴィゴツキーは子どもの心理発達における学習の役割に着目した発達段階論をそれぞれ論じている。

     ここではエリクソンの発達段階説について述べていきたい。

     まず、特徴について述べる。

     エリクソンの発達段階説は、自我と社会との関係を重視しているところに特徴がある。エリクソン自身は精神分析家であるが、同時に、自我心理学の影響を受けているのである。

     彼はフロイトの「自我」概念から出発して、自我同一性と自己同一性を区別した。そして更に自己同一性を、「個人的同一性」と「社会的同一性」に分けて、この二つの相互依存的2項の関係から自己同一性が成立するとしたのである。

     また、内容全体を見た特徴としては次...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。