保育計画とは、就学前に子どもをどう育てていくかの保育目標や子どもにこう育ってほしいという願いに対応するための計画であり、長期的視野の広がりを重視することが大切である。では、なぜ保育計画は必要なのだろうか。
① 保育の効率と効果を高めるために作成する。
② 保育を安定させるために作成する。
③ 各園の保育の独自性を示すものである。
④ 目標達成への第一歩である。
以上の4つのことを踏まえると、保育目標や願いに対して、保育計画なしにして望むことは、無責任な態度をとっているということになりかねない。乳幼児期の6年間は、人生80年と言われる程、人間の基礎の基礎ともいえる土台づくりの時期である。子どもたちが基礎的な力を形成することで、就学前の集団感覚や態度、道徳的な習慣などを身につけることができる。保育計画は、その保証となるもので大切にしていかなければならないものである。
指導計画は保育計画に基づいて作成されるため、保育計画なくしては生まれないものである。保育計画から長期の指導計画へ、そして短期の指導計画へと下ろして行く。一方で、短期の計画を積み上げて、長期計画へと戻しながら改善策を考えるも...