6年総合的な学習の時間学習指導案
テーマ「無人島で暮らしたら」(30時間) 便利な世の中で育つ子どもたちが、自然の力で生き抜く方法を考え、計画し、実行する。
1:単元の目標
5年生の総合的な学習の時間で「環境」をテーマに取り組んだ子どもたちは、現代社会が作り上げた産物でおこる被害について学んできた。そこで、今回はその便利な現代社会に暮らす子どもたちが、自然の力で生きぬくということに関心をもち、その方法を考え、計画し実行することで、自然を愛し未来を生き抜く態度を育てる。
6年総合的な学習の時間学習指導案
テーマ「無人島で暮らしたら」(30時間)
便利な世の中で育つ子どもたちが、自然の力で生き抜く方法を考え、計画し、実行する。
1:単元の目標
5年生の総合的な学習の時間で「環境」をテーマに取り組んだ子どもたちは、現代社会が作り上げた産物でおこる被害について学んできた。そこで、今回はその便利な現代社会に暮らす子どもたちが、自然の力で生きぬくということに関心をもち、その方法を考え、計画し実行することで、自然を愛し未来を生き抜く態度を育てる。
2:主体的に学ぶ力をはぐくむための4つの視点
見つける
テーマ「無人島で暮らしたら」に関心を持ち、自分で課題を見つける。
追究する
自ら進んで情報を集め、またその情報を効果的に活用して、実際の体験につなげ、そこから更に課題解決に向けて、粘り強く追究する。
表現する
調べてわかったことをもとに、仲間と協力しながら実行し、体験や追及で得た学びを工夫してまとめ表現する。
見つめる
自分達の学習を振り返り、自然の豊かさや逆境に負けない生き抜く方法を見つけ、今後の生活に生かそうとする。
3:学習計画
学習過程 活動の内容 指導の視点と方法 課題の設定 1:テーマを知る 「無人島で暮らしたら」というテーマを知り、そこで生活 ※想像の世界から、実際の体験に結びつけられるよう するために必要な環境を想像する。 な環境を考える。 ★考えたことを発表しあい、共有する。 ※インターネットや本、または友だちと話しあったり (例)・火をおこす ・木で家を作る ・水の浄化 して、課題設定のための情報を得られるよう環境を整 ・自然の中で食べられるものを探す える。・PC室の確保 ・図書室 ・いかだをつくる ・洋服をつくる ※ウエービング法(くもの巣)を活用して、課題設定 ・通信方法を見つける ・自然の中の娯楽 の手立てをもつ。 2:課題を絞る ※友だちの発表や、得た情報をもとに、自分な 「無人島で暮らしたら」のテーマの中で自分の課題を決める。 りの課題がもてるよう助言する。 課題の追究 3:課題ごとにグループをつくり、研究する。 ※課題解決にむけての計画を立てることが大切なこと ★調べるだけではなく、実際に行えるよう考えて追究する。 を伝える。 4:体験する ※火おこし、飯ごう炊飯、いかだ作りなどのように、 各グループで追究したことをもとに、実際に体験する。 皆で行えるものは、全員で取り組み、共有できる環境 ★出来れば、それぞれのグループがリーダーになり、全員で を整える。 それぞれの体験をすることで、実際の「生き抜く力」につな ※ビデオやデジカメなどの活用も支援 がると考えられる。 まとめ 5:発表する ※実際の体験にいたるまでの手立てや、その計画など 課題を解決するためにどのような手立てをとったかなど、研 もまとめ、友だちと共有するよう助言する。 究したことをまとめ、発表する。 ※必要であれば、プロジェクターやビデオなどの機器 も用意する。 見つめる 6:体験・発表をもとに未来の自分について考える ★今回の体験・発表をもとに、自然の豊かさや、生き抜く力 ※今回の学習をこれからの自分達の生活に生かせるよ について見つめなおす。 う支援する。
4:評価の観点
様々な体験を通して、自然の豊かさを感じ、自然の力で生き抜く方法を考え、未来に向かって前向きに生きていこうとする態度をはぐくむことができたか。