現在、教育の方法として、子ども個々を個性ある学習者としてとらえ、その子ども主体の学習に教師が意図的に介在する、学習指導が効果的であると考えられている。
教育において、子どもが環境にどのように出会うか、能動的に関わるかというところに教師の介在の重点がおかれ、子どもの自発的な思考と発達を促すことによって学習を成立させようとする、学習指導の考え方は大変重要である。
さらに、この学習指導の原理として、子どもの自発的な意欲を重視する「自発性の原理」は多くの人の承認を得ている。
「自発性の原理」とは、教育において、子ども主体の学習を重視することであり、言い換えれば、子どもの自然な成長を重視す...