聖徳大学 通信 言語と文化Ⅱ 第2課題 第1設題 NO.2

閲覧数7,497
ダウンロード数27
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員2,530円 | 非会員3,036円

    資料紹介

    本文の「完コピ」はきっと不合格か処分の対象となることもあり得ます。レポートの設題に対してポイントがつかめない場合などに「ひとつの参考」としてご利用ください。

    タグ

    代表キーワード

    聖徳大学言語と文化

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2課題 第2設題

    【文学と音楽の関連について日本古典文学を例に説明しなさい】

    うつほ物語と源氏物語では、ともに琴が重要な役割を持っているが、そこで奏でられる音楽の特徴には差異がある。うつほ物語で奏でられる琴は「極楽浄土の音楽」であり、源氏物語で奏でられ琴は、「遊びの楽」である。

    うつほ物語は俊蔭の巻で、琴に使われている桐が「世の父母、仏になりたまひし日、天稚御子下りまして、三年掘れる谷に、天女、音声楽をして植ゑし木なり。」とし、さらに「天女下りまして、漆ぬり、織女、緒よりすげさせて上りぬ。」としているのは、ひとえに、うつほ物語での琴が、シャマニズム思想に基づく、神聖な呪具的な楽器であることを示している。

    そして、俊蔭は三十の琴と秘曲を授かるが、中でも音色の優れている、なん風・はし風という二つの琴を奏でたときに、人の力を超えた天変地異や奇跡が起こるのである。A俊蔭の娘は、生活に困窮し、俊蔭の遺言を思い出して、なん風を一声かき鳴らす。Bすると、大木はことごとく倒れ、山は逆さまになって崩壊したのである。だから、なん風・はし風は、「かの山の人の前にてばかり調べて、また人に聞かすな」と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。