ソーシャルワーカーに求められる自己覚知について
ソーシャルワークは面接から始まる。そして、様々な問題と背景を抱え、自力では解決できない人が相談・援助を求めてやってきた時、そこに専門的知識と技術を持って関わるのがソーシャルワーカーである。この時、法律や制度、システムに関する知識や、そこにつなぐための技術を駆使する土台となるのが、その人の抱える問題と背景を客観視する力である。なぜなら、問題に対する評価がゆがめば、解決のためのアプローチも的外れになってしまうからである。そして、客観視のために必要となるのが「自己覚知」なのである。
私は、長く武道をやっていた。そのため、体の芯まで「気力と根性」が染みついている。そんな私が昨年、アディクションのデ...