[循環器] 末梢動脈疾患

閲覧数1,240
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    末梢動脈疾患
    1.閉塞性動脈硬化症
    閉塞性動脈硬化症(arterioscler osisobliterans:ASO)は、動脈硬化性病変により大動脈分岐部や四肢動脈の狭窄または閉塞によって虚血を呈する疾患で、主に下肢に虚血症状がみられる。糖尿病、高脂血症、高血圧症などの動脈硬化危険因子は本症と密接な関係にあり、中年以上の男性に多い。
    症状
    初発症状として間欠性生肢行を生じることが多い。歩行に伴い、ふくらはぎ、大腿殿部にだるさや痛みを生じるが、狭窄が末梢であるほど、症状の出現部位も末梢となる。患肢での血圧低下、脈拍の消失、動脈の雑音、皮膚の変化などがみられる。本症などの慢性動脈閉塞症の症状には以下のフォンテーン(Fontaine)分類が用いられる。
    第Ⅰ度:冷感しびれ感、レイノー症候
    第Ⅱ度:間欠性破行
    第Ⅲ度:安静時疼痛
    第Ⅳ度:潰瘍、壊疽
    診断
    両上肢および下肢の血圧測定を行う。最近では四肢血圧を同時に測定できる血圧計があり、左右上下肢の血圧比(ABI)が簡単に測定できる。ABI<0.8をもつて閉塞性動脈硬化症を疑う。確定診断は下肢血管造影によるが、最近では非侵襲的検査としてMRアン...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。