生徒指導・進路教育の研究(初等)

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    資料紹介

    佛教大学、S0532の生徒指導・進路教育の研究(初等)の合格判定リポートです。2010/11/7提出分です。参考になさってください

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『小学校において教育相談をおこなう場合、どのような点に注意しなければならないか。いじめ・不登校のいずれかをとりあげて説明してください。』
     上記2択の中でいじめについて取り上げていきたいと思う。いじめと言うものは昔からあったものであるが、最近のいじめは陰湿化し程度もひどくなっている。人間は集団の中で人格を無視され、孤立すると、心は死んだも同然になってしまうので、事態は深刻である。森田洋司ら(1994)は最近のいじめの特徴として6つを挙げている。①いじめの可視化の低下(主観化、偽装化、正当化、情報の遮断など)、②立場の入れ替わり(いじめの強要、被害者、加害者の立場の流動性)、③スティグマ(烙印)の拡大(弱点のみならずまじめ、好成績のものにも)、④集合化(複数のリーダー、不特定多数の観衆、見て見ぬふり)、⑤歯止めの消失(子どもの共感能力の低下、仲裁者の不在)、⑥いじめと非行の接点があいまい(暴行、恐喝、窃盗)である。
     河合隼雄(1997)は陰湿化・激化しているいじめの要因を分析しているが、主な要因として挙げられるのは、日本の序列社会の中で子どもにかけられる圧力のため、子どもがため込んでい...

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