連続式反応器
<実験結果>
滴定用の水酸化ナトリウムの濃度を標準溶液である0.05 N塩酸を滴定することで求める。以下の表1に滴定の際の滴定量tB [ml]、そこから求められる滴定用水酸化ナトリウムの濃度CB [N]をまとめる。
表1 滴定用水酸化ナトリウムによる標準塩酸の滴定
次に、原料となる水酸化ナトリウムの濃度を先ほどの標準塩酸と滴定用水酸化ナトリウムを用いて滴定する。表2に滴定量をt0 [ml]、求められる原料である水酸化ナトリウムBの濃度CB0’ [N]、反応器入り口での原料Bの濃度CB0 [N](CB0’/2)をまとめる。
表2 原料B(水酸化ナトリウム)の逆滴定
各反応器から流出してきた液5 mlを、過剰の酸0.05 N塩酸10 mlと0.0188 N水酸化ナトリウムで滴定した際の各データを表3にまとめる。各質量は器である三角フラスコの重さを含んだものである。
CSTRの22 mlの(b)の値は推測される値から大きく外れていたため、無効なデータとして扱う。
表3 反応器からの留出液の逆滴定時のデータ
<結果の整理 および 考察>
酢酸エチルの原液の体積をv1 [ml]、原...