環境有心論
ヒトは地球の資源を奪い、環境を破壊して来た。それによって様々な生き物が絶滅したり、絶滅の危機に瀕したりしている。このままではヒトは地球上でほかの生命と共存する存在ではなく、まるで宇宙から来た侵略者のようである。
このままヒトは地球にとって害をなす存在であっていいのだろうか?いいわけがない。生命の中で最も知能が発達した私たちヒトはその知能を生かして地球を護る者にならなくてはいけないのだ。
まずヒトが地球に与えてきた負の影響から見ていきたい。ヒトが環境に悪影響をあたえ始めたのは今から約一万年前のアメリカ大陸での乱獲による大型獣の絶滅にまで遡る。ヒトはこんなにも昔から地球環境に影響を与えていたのである。このことから、ヒトの技術の進化の歴史というものは自然環境との対立の歴史と述べても過言ではないくらいである。
では、現在の私たちは地球環境にどんな悪影響をあたえているのだろうか。一番有名なものが「地球温暖化」だ。これはヒトが化石燃料を燃やして出した二酸化炭素などの温室効果ガスによって太陽の熱が宇宙に逃げないことによって地球の気温が上がってしまう問題である。温暖化によって210...