玉川大学通信教育部レポート A評価
教授活動のモデルは5つの段階に分かれている。
まず第一段階は授業目標の設定である。学習指導要領や教育課程に示されているねらいや目標に即して、その授業での目標を設定する。このとき注意しなければならないことが、その目標、または目標を達成することによって得られる知識・技能は生徒にとって必要であるか、そして達成できる可能性があるかである。こうしたことを踏まえた上できちんと明確な目標を立てなければならない。目標は授業計画の土台であり、反省・評価をする際の基準となる役目でもあるため、まずは明確な目標を決めることが非常に重要である。
第二段階は学習者の事前調査である。これは学習者が学習を始める前にどのような環境にあるのか、どの程度のレベルの知識、技能を持ち合わせているのかなどを調査する。生徒のレベルに合わない授業をしてもそれは有意義なものにはならない。また、客観的には同じ環境であっても、それをどのように認知するかは人それぞれで、同じ学習効果が出るとは限らないのである。それも踏まえて授業実施以前に学習者についてと、学習者に対して適した環境はどのようなものなのかを検討しなければならない。検討の結果...