保育内容の指導法{環境} 2分冊

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    玉川大学通信教育部レポート A評価

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    環境保育内容の指導法

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    幼児にとって数は目に見えない抽象的なものであり、理解が難しいものであると言える。そうした数の概念をきちんと理解し、使いこなせるようにならないと数遊びは成り立たない。しかし、幼稚園教育は環境を通して行うものであり、数に関しても同様に環境を通して教育し、理解を深めていくことが求められる。「まだ数を理解していないから」という理由で、数遊びという環境から遠ざけていてはいつまでたってもできるようにはならない。幼児が数を覚えるには単純に数字とだけ向き合って「これが1でこれが2。その次は3です。」のようなストレートな工夫のない教え方はもちろん通用しない。「あと10数えたら順番を交代しようね」「使っていいのは3つまでだよ」といった、遊びを中心とした日々の生活の中で数字の存在を知っていく。まずは幼児を取り巻く環境や、そこから来る様々な興味、関心から多くの経験を積むことで幼児への教育がなされなければならない。
     一口に数と言っても数え方、数える対象、場面などで異なるものとなる。英語で1は「one」という表現しかないが、日本語では漢音系の「いち、に、さん」と和音系の「ひとつ、ふたつ、みっつ」の2つの表現があ...

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