目的
LDHは高等動物では、特に心、肝、筋、腎などの組織の上清画分に多く見出されるが、電気的及び反応動力学的性質の異なる5種の分子形(アイソザイム)として存在する。これらは解糖系の調節をする。
この実験では電気泳動により心臓、肝臓、筋肉のアイソザイムを分離観察し、アイソザイムの生理的意義を考察する。
実験手順
電気泳動法により、5種のLDHアイソザイムを分離、5種類のバンドを確認した。
1)セルロースアセテート膜の準備
60×80の大きさのセルロースアセテート膜の中心にに原点を設定し、「+」と「−」の記号、試料の塗布位置、班番号を鉛筆で記入した。
セルロースアセテート膜を静かに緩衝液中に浸して、しばらく放置した後にろ紙で余分な液をふき取り泳動槽に設置した。
2)染色液の調製
・0.5mol/L 乳酸ナトリウム−0.1mol/Lトリス-HCl緩衝液(pH8.6) 7.5mL
・p-ヨードニトロテトラゾリウムバイオレット 1mg/mL 7.5mL
・PMS 0.16mg/mL −0.1mol/Lトリス-HCl緩衝液(pH8.6) 7.5mL
・NAD+ 5mg/mL H2O 3mL
以上をタッパに入れて混合し、電気泳動が終了するまでアルミホイルで遮光して保存した。
3)電気泳動
ミクロキャピラリを用い、試料をセルロースアセテート膜上原点上(鉛筆でマーキングした部分)に試料(ラットの心、腎、肝、および骨格筋のホモジェネート)を5〜7mmの長さに2〜3回繰り返して塗布した。
120V、5mAで通電し泳動を30分間 行った。
(5班共同、並列配置でセルロースアセテート膜長さは80mmなので、5mA/8cm=0.6mA/cmの定電流となる。)
〔Ⅱ〕LDHアイソザイム
2005年12月7日
目的
LDHは高等動物では、特に心、肝、筋、腎などの組織の上清画分に多く見出されるが、電気的及び反応動力学的性質の異なる5種の分子形(アイソザイム)として存在する。これらは解糖系の調節をする。
この実験では電気泳動により心臓、肝臓、筋肉のアイソザイムを分離観察し、アイソザイムの生理的意義を考察する。
実験手順
電気泳動法により、5種のLDHアイソザイムを分離、5種類のバンドを確認した。
1)セルロースアセテート膜の準備
60×80の大きさのセルロースアセテート膜の中心にに原点を設定し、「+」と「-」の記号、試料の塗布位置、班番号を鉛筆で記入した。
セルロースアセテート膜を静かに緩衝液中に浸して、しばらく放置した後にろ紙で余分な液をふき取り泳動槽に設置した。
2)染色液の調製
・0.5mol/L 乳酸ナトリウム-0.1mol/Lトリス-HCl緩衝液(pH8.6) 7.5mL
・p-ヨードニトロテトラゾリウムバイオレット 1mg/mL 7.5mL
・PMS 0.16mg/mL -0.1mol/Lトリス-HCl緩衝液(pH8.6) 7.5...