実験の目的
外用剤として用いられる軟膏剤の一例として『紫雲膏』を、手順に従い調整する。一般に、生薬を用いた製剤は、大きく分けて以下の内用剤と外用剤に分けられる。内用剤には、煎剤・丸剤・散剤・エキス剤・錠剤・穎粒剤などがあり、外用剤には、軟膏剤・洗浄剤・浴剤などがある。
紫雲膏は、その製状から半固形製剤に分類され、その中でも外用剤の軟膏剤Ointmentに分類される。軟膏剤とは、『適度な塗布性・なめらかさを持ち、全質均等な半固形状に製した皮膚に塗布する外用剤』と定義され、物理的・化学的・生物学的に安定であり、皮膚に対して安全であることが軟膏剤の使用感や臨床効果において重要とされる。
この軟膏の調整を通して一般的な軟膏の製剤のやりかた注意点を学ぶ。
材料・器具
ゴマ油、ミツロウ、豚脂、当帰、紫根
スチール缶(縦長、250m1の物を使用)、クランプ、三脚、ガスバーナ、
セラミック金網、さらし、上皿天秤、薬包紙、ミクロスパーテル、
軟膏容器…軟膏容器に用いる容器は気密容器を用いるのが一般的である。
軟膏鍋…スチール缶は上蓋の部分を切り取り、その製状、スチールの性質を利用して、
軟膏を生成するための鍋の代わりに用いた。
調整方法
?調製容器(スチール製の空き缶)を完全に乾燥させた後、ゴマ油20g(22mL)を駒込ピペットで調製容器に入れた。
?調製容器を加熱し、温度が160〜180℃になった後、ミツロウ7.60g、豚脂0.50gを加え15分間160℃前後で加熱した。
?当帰2.02gを加えて150〜160℃でおよそ15分間加熱した。
?紫根2.OOgを加えて130〜140.Cでおよそ15分間抽出(加熱)した。
?調整容器にさらしで蓋をし、軟膏容器中に濾過した後、ミクロスパーテノレでゆっくりかき混ぜながら冷却した。この時、軟膏の玉上の固形ができないよう丹念に混ぜた。
生薬製剤(紫雲膏)の調整
実験の目的
外用剤として用いられる軟膏剤の一例として『紫雲膏』を、手順に従い調整する。一般に、生薬を用いた製剤は、大きく分けて以下の内用剤と外用剤に分けられる。内用剤には、煎剤・丸剤・散剤・エキス剤・錠剤・穎粒剤などがあり、外用剤には、軟膏剤・洗浄剤・浴剤などがある。
紫雲膏は、その製状から半固形製剤に分類され、その中でも外用剤の軟膏剤Ointmentに分類される。軟膏剤とは、『適度な塗布性・なめらかさを持ち、全質均等な半固形状に製した皮膚に塗布する外用剤』と定義され、物理的・化学的・生物学的に安定であり、皮膚に対して安全であることが軟膏剤の使用感や臨床効果において重要とされる。
この軟膏の調整を通して一般的な軟膏の製剤のやりかた注意点を学ぶ。
材料・器具
ゴマ油、ミツロウ、豚脂、当帰、紫根
スチール缶(縦長、250m1の物を使用)、クランプ、三脚、ガスバーナ、
セラミック金網、さらし、上皿天秤、薬包紙、ミクロスパーテル、
軟膏容器…軟膏容器に用いる容器は気密容器を用いるのが一般的である。
軟膏鍋…スチール缶は上蓋の部分を切り取り、その製状、スチールの性質を利...