高校生は子どもと大人の中間の存在であり、心身ともに大人に向けて成長していく途中
段階にある。そのため彼らは、時には理想と現実のギャップに悩み、他人との違いに苦し
み、大変不安定な精神状態にある。また、学校での勉強、部活、塾での受験勉強などやら
なければならないことがたくさんあり、読書を積極的にしている者は少ない。
しかし、このような時期だからこそ、現実の世界と違う世界を体験したり、自分とは異
なる価値観に出会うことができる読書は大変重要なものと考える。高校生にとっても読書
は心の安らぎを与えるものとして働き、同時に自分を客観視するための媒介としての役割
も持つ。
私は一般...