コンクリート強度試験
コンクリートの強度試験
圧縮強度試験
実験の目的
ある配合のコンクリート強度を知って、所要強度のコンクリートをつくるのに適した配合を選定する。
セメント、骨材、水、混和材等の材料が使用に適するかどうかを調べて、所要の諸性質をもつコンクリートを最も経済的につくりうる材料を選定する。
圧縮強度から、引張強度や弾性係数等をある程度推定することができる。
コンクリートの品質を管理する。
設計に仮定した圧縮強度やその他の性質が、実際の構造物に施工されたコンクリートにあるかどうかを調べる。また、型枠のとりはずし時期を決めることができる。
実験方法
円柱供試体の高さの中央で、互いに直交する2方向の直径を0.2[mm]まで計り、供試体の直径dを次式で,有効数字3桁まで求める。
d[mm]=
ここに,d1,d2:直交する2方向の直径 [mm]
試験機を点検し、調整する。試験機は秤量の1/5から秤量までの範囲で使用する。
供試体に衝撃を与えないように一様な速度で荷重を加える。荷重を加える速度は、最大荷重の約50 [%]程度までは、比較的早...