1.乳児期の心理について
乳児期は新生児期に続く、生後1年ないし1年半の期間のことをいう。人間の赤ん坊が生まれ、立ち上がり、一人歩きをし、言葉を話すことができるようになり、まさに人の人生の中で最も目ざましい発達を遂げる感動の時期なのである。
乳児期の子どもは、自分でイメージを思い浮かべたり、言葉を使って考えることができない。目に見えない物や体験していないことは認識できないのである。
乳児期の子どもが認識できるのは、直接自分が見たり(感覚)、触ったり(身体運動)したものだけである。心理学者であるピアジェは、この時期を「感覚運動的知能の段階」と呼んでいる。
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「乳幼児の心理についてまとめよ。」
1.乳児期の心理について
乳児期は新生児期に続く、生後1年ないし1年半の期間のことをいう。人間の赤ん坊が生まれ、立ち上がり、一人歩きをし、言葉を話すことができるようになり、まさに人の人生の中で最も目ざましい発達を遂げる感動の時期なのである。
乳児期の子どもは、自分でイメージを思い浮かべたり、言葉を使って考えることができない。目に見えない物や体験していないことは認識できないのである。
乳児期の子どもが認識できるのは、直接自分が見たり(感覚)、触ったり(身体運動)したものだけである。心理学者であるピアジェは、この時期を「感覚運動的知能の段階」と呼んでいる。
このようにして、乳児は、体験から次第に自分の行為の対象への働きかけの効果に気づくようになり、意図的に対象に働きかけることができるようになる。このような経験を繰り返すことで、イメージを思い浮かべることができるようになるのである。
こうした認知の発達と密接な関係にあるのが言語の発達である。
乳児期にあらわれる言語的現象は、生後3~4ヶ月頃から聞かれる喃語であるが、6ヶ月頃になると...