4単位分(第1設題:2単位、第2設題:2単位)のレポートを一つにまとめてお得にしました。
第1設題、第2設題ともにB判定です。
第1設題:学力社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて学力の視点から述べてください。
第2設題:学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような社会的不平等と学力がどのような関わりをもつのかについて述べてください。
2011年度対応。
『学力社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて学力の視点から述べてください。』
1章:学力社会の定義とその成立過程
これまで日本では、しばしば学歴社会は、『受験地獄』や『偏差値輪切り体制』などという言葉とともに用いられ、その人間が内面に持つ本来の資質を考慮せずにうわべの「勉強ができるかどうか」だけでその人間を評価する理不尽かつ非人間的な社会として語られることが多く、あまり良いイメージをもって語られることはなかった。たしかに現在、一流大学を卒業し、その後一流企業に就職した者がリストラや倒産で失職する事態が頻繁に生じている。また、一流大学出身で社会的地位が高位である者が汚職・セクハラなどの問題行動で職を追われるケースも多々見受けられる。こういったことから、「学歴社会化で高位についた人間≠立派な人間」という認識の下、学業成績の良し悪しのみで人物を判断し、社会的地位に就かせている社会形態への批判が展開され始めているのである。しかし、学歴社会にはこういった批判にあるような負の要素しかなく、即時廃止すべしと切って捨ててしまったところで、近年学力社会の崩壊...
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