資料組織概説 件名

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    資料紹介

     件名とは、主題または文献・資料の形式を表す言葉などの総称、いわゆるキーワードである。それぞれの文献・資料の主題に対して与えた件名を目録の見出し語とし、その順番(音順・字順)によって配列したものを件名目録という。対象となる一つの文献・資料の中に複数の主題が含まれている場合、それぞれに対して異なる件名を与えることによって、一つの資料を複数の文献・資料として扱うことができるようになる。この方法によって対象となる文献資料は体系的に分類、グループ化されるため、分類の一手法であると言うこともできる。
     件名分類法は、1906年にイギリスのブラウンが初版を発行したもので、物質・力・生命・精神・記録の5つの主題を設定した上で、視点・観点が異なっているものも主題が同じであれば1箇所に集合させようとした、分析合成方の分類表である。
     観点の違いにかかわらず主題によって分類する方式は、基礎と応用を接近させることに成功したが、表として固定されてしまったために新しい主題を挿入することが難しく、1955年まではイギリス全国書誌に取り入れられていたがその後は表の改訂が行われていないという理由でDDCに取って代わられてしまった。
     基本件名標目表とは、日本図書館協会より刊行されている、図書館において図書に標目を与えるために参考とする「統制語彙」を集めた表のことである。対象とする文献・資料は図書およびパンフレットであり、雑誌や新聞記事といった最新の事象を取り扱うものに関しては対象外となっている。

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    件名について
     件名とは、主題または文献・資料の形式を表す言葉などの総称、いわゆるキーワードである。それぞれの文献・資料の主題に対して与えた件名を目録の見出し語とし、その順番(音順・字順)によって配列したものを件名目録という。対象となる一つの文献・資料の中に複数の主題が含まれている場合、それぞれに対して異なる件名を与えることによって、一つの資料を複数の文献・資料として扱うことができるようになる。この方法によって対象となる文献資料は体系的に分類、グループ化されるため、分類の一手法であると言うこともできる。
     件名分類法は、1906年にイギリスのブラウンが初版を発行したもので、物質・力・生命・精神・記録の5つの主題を設定した上で、視点・観点が異なっているものも主題が同じであれば1箇所に集合させようとした、分析合成方の分類表である。
     観点の違いにかかわらず主題によって分類する方式は、基礎と応用を接近させることに成功したが、表として固定されてしまったために新しい主題を挿入することが難しく、1955年まではイギリス全国書誌に取り入れられていたがその後は表の改訂が行われていないという理由でDDC...

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