『二重の基準論についての一考察』

閲覧数2,642
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『二重の基準論についての一考察』

    ~最高裁判決における違憲審査基準を通じた検討~
    目次

    はじめに

    第一章 二重の基準論の内実

    第二章 二重の基準論に対する批判とそれに対する反論

    第三章 最高裁判所の判決における二重の基準論

    第四章 二重の基準論の裁判所の思考過程拘束機能

    おわりに
    はじめに

    旧司法試験、新司法試験を通じて答案作成は人権パターンにしたがって論じることが、受験生の定番となっている。おそらく、二重の基準論はいわゆる予備校答案として、多数の受験生により論じられていると思われる。

    しかし、最高裁判所は、少なくとも正面からは、二重の基準論について論じてはいない。

    実務家登用試験である国家試験の答案と、実務で重要視される判例が、乖離しているというのは、なんともアイロニカルである。

    そこで、今回、二重の基準論について考察し、裁判所の審理における機能を検討してみたい。
    第一章 二重の基準論の内実

     「二重の基準」(double standard)の理論とは、人権のカタログのなかで、精神的自由は立憲民主政の政治過程にとって不可欠の権利であるから、それは経済的自由に比...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。