オリエンタリズム

閲覧数1,940
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    私は、二回目の読書課題であるR・ベネディクト『文化の型』で気になる文を見つけたのでそれについて述べていきたい。まずは、その部分を引用する。
    「白人たちは別の経験をしてきた。白人は“外人”にけっして会わなかった。あれの会う“外人”は、すでに西洋化した人であった。白人は旅行しても、コスモポリンタン なホテル以外では泊ることなく世界をまわってしまう。かれは自分のやり方以外の生活のしかたに、ほとんど無知である。かれが周囲に見出すみかけ上の慣習の単一性は、そうおもいこませるに十分なほど存在していて、その単一性が歴史的偶然の結果だという事実をかくしてしまうのだ。白人は人間性一般とかれ自身の文化の基準の間の共通性を、格別の苦労もせず受け入れてしまうのである。」

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     
    私は、二回目の読書課題であるR・ベネディクト『文化の型』で気になる文を見つけたのでそれについて述べていきたい。まずは、その部分を引用する。
    「白人たちは別の経験をしてきた。白人は“外人”にけっして会わなかった。あれの会う“外人”は、すでに西洋化した人であった。白人は旅行しても、コスモポリンタン なホテル以外では泊ることなく世界をまわってしまう。かれは自分のやり方以外の生活のしかたに、ほとんど無知である。かれが周囲に見出すみかけ上の慣習の単一性は、そうおもいこませるに十分なほど存在していて、その単一性が歴史的偶然の結果だという事実をかくしてしまうのだ。白人は人間性一般とかれ自身の文化の基準の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。