全身麻酔

閲覧数4,294
ダウンロード数14
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ①全身麻酔

    麻酔薬が中枢神経細胞(脳)に運ばれて作用し痛覚及び意識が消失するもの。同時に呼吸・循環・体温などをつかさどる中枢神経の機能をも全て抑制する。吸入麻酔薬を吸っている限り、または静脈麻酔薬が点滴で投与されている限り眠り続け、止めると覚醒する。通常は複数の薬物を組み合わせて使用することでその効果を確実なものにしている。
    麻酔導入の種類

    ①急速導入法:最も多く使用される基本的な導入法。静脈路の確保後、短時間で作用する静脈麻酔薬・筋弛緩薬・麻薬性鎮痛薬を静脈内投与し、挿管する。

    ②緩徐導入法:揮発性吸入麻酔薬をマスク下で吸入し、麻酔を徐々に導入する方法。主に、静脈確保が困難な小児で行われる。施行中に急な刺激を与えると気道閉塞や痙攣をおこす危険がある。入眠後に静脈路を確保した後、気管挿管を行う。

    ③迅速導入法:緊急手術やイレウスなどで充満胃が予測される場合に、導入時の嘔吐逆流を予防するために行われる導入・挿管方法。

    全身麻酔の一般的な導入手順

    1.マスクによる酸素吸入により十分な酸素化を行う。
    2.点滴から麻酔薬(静脈麻酔薬・筋弛緩薬)を投与する。(およそ十数秒で入眠状態と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。