【合格レポート】国際政治学 分冊2

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    資料紹介

    「先進工業国と発展途上国との間には今日、どのような諸問題があるかについて、具体的に説明しなさい。/グローバリゼーションが進展する今日の国際社会の課題について、具体的な事例を挙げて説明しなさい。」

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    先進工業国と発展途上国との間にある今日の問題について説明したいと思う。
    なぜ世界の諸国家は二分化され、貧富の格差が生まれるようになったのか。その根本的原因は19世紀後半に到来した帝国主義政策によるものが大きいと私は考える。
    白人を中心とした欧米国家はアジアやアフリカの植民地化を目指して侵略した後、製品の原材料となる一次産品の生産を強制した。そして英仏などの宗主国はそれらを安く買い上げ、自国の加工貿易発展のために利用した。やがて第二次世界大戦が終わると同時に、帝国主義のそれも終わりを告げたのだが、旧植民地の経済構造は長年一次産品の生産に特化していたため、モノカルチャー経済化していた。それが原因となり、経済発展が阻まれていた。この赤道を基準にした南北国家間の経済格差こそが、南北問題である。
     その解決のため、第35代米国大統領ケネディは、1961年に「国連開発の10年」を国連総会にて提案。そして1964年に国連総会の常設機関としてUNCTADが設立された。第一回のスローガンは「援助よりも貿易を」であり、その援助目標は、1. GNP1%の経済援助、2.一般特恵関税の拡大、3.一次産品の価格安...

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