読書ノート10

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    無意識の脳 自己意識の脳 2009年10月19日 アントニオ・R・ダマシオ, 田中 三彦 延長意識:多くのレベルと段階からなる複雑な種類の意識。有機体に精巧な自己感(アイデンティティと人格)を授け、生きてきた過去と予期される未来を十分に自覚し、また外界を強く認識しながら、その人格を個人誌的な時間の一点に据えている 意識はあなたの心的プロセスの一部であって、その外にあるものではない。個人的視点、思考の個人的所有、個人的作用は、いまあなたの有機体の中で展開している心的プロセスに中核意識が付与する重要な要素。中核意識の本質は、一つの個体があなた自身の存在と他人の存在とを認識するプロセスに関わっているという、まさに「あなた」の概念――「あなた」の感覚――だ。認識と自己は真の心的実在であり、生物学的に言って完全にリアルで、我々が直観で想像するものとはかなり違う。 文を読み、順次言葉の意味を概念的な思考の流れに翻訳している。このページの単語と文は私の概念の翻訳であるが、今度はそれらがあなたの心の中で非言語的なイメージに翻訳される。それらのイメージの集合が、はじめ私の心の中にあった概念を定義する。し...

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