機器分析実験
組み立てガスクロマト分析
[1]目的・原理
装置を組み立てることによってガスクロマトグラフィー(GC)の原理を理解することを目的とする。GCにおける分離の原理は、キャリヤーガスと固定相の両層における各試料成分の分配係数の差に基づいて分離できるという点にある。
[2]実験方法
1日目
カラムの調製
よく乾燥させたモレキュラーシーブ5Aをポリエチレン管にロートを用いて充填した。このとき両末端にはグラスウールを、長さにして1cmくらい軽く詰め、担体がこぼれるのを防いだ。
②ガス流路の組み立て
カラムを接続し、圧力計の読みを数kg/cm3にして、石鹸液で漏れ試験をした。接続箇所でもれていないことが確認されたので、ストップウォッチを用いてキャリヤーガスの流量を石鹸膜流量計で測定した。
③検出回路の組み立て
下図のように結線し、結線に誤りがないこと確認したら、電池を接続した。
④電圧計とレコーダー
可変抵抗⑩を調節し、針がメーター中央にくるようにした。
⑤実験
6-1)電流の数を増減させ試料注入量一定の際の電流量とmV計のフレとの関係を調べた。
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