物理学実験
光検出器の製作
○実験目的:
光検出器の製作を行い、その性能を高めるための測定法、実験のデザイン方法などを学ぶ。
また、「より微弱な光を検出できる光検出器を製作する」という目標を達成させるための過程で、実験的研究を行う際に必要となる基本的な分析力、論理的思考力、数量的思考力を身につけることを目標とする。
最終的にはLEDの発振周波数での検出値を最大として、ノイズが発生する周波数の検出値を相対的に下げ、ノイズをジョンソンノイズが見える程度以下に減らすことを最終目的とした。
○使用した実験器具
・オシロスコープ……電圧の時間的変化を画面表示する測定器
・電源装置……OPアンプに15Vの電圧をかける。
・発振器……10Hz~100kHzの周波数を出力する。
○OPアンプとハイパスフィルター、ローパスフィルターについて
・OPアンプは内部に多くの回路素子を含む集積回路で、2つの入力端子と1つの出力端子を持つ。2つの入力端子の電圧は常にほぼ一定に保たれるので2つの入力端子間には電流は流れないものとして考えてよい。
図1:OPアンプ
・ローパスフィルター(積分回路)…...