【早稲田大学】地域スポーツクラブの多様性〜ママさんバレーボールの事例から〜

閲覧数2,287
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    単にママさんバレーボールといっても、そのスポーツの目的や形態などは一様ではない。それはママさんバレーボールを行う家庭婦人が、それに対し様々な価値観や目的を持っているからだと考えられる。同時にそのような多様性を持つ人々が集まりチーム・クラブを形成するのだから、そのチーム・クラブはある程度のレベル・年齢・方針といった事項における特色が存在するのであろう。ここではクラブの多様性という観点にたって?様々なママさんバレーボールクラブの形態、?東京都豊島区という活動拠点について、チーム結成ピークのタイムラグの原因について考察していきたい。
    ?様々なママさんバレーボールクラブの形態
     ママさんバレーボールには様々な形がある。筆者が今回対象としたのは、豊島区バレーボール連盟レディースの部に加盟しているクラブであり、その他の小・中PTAの選手に限定したクラブや女子の部は対象としていない。一方原田の研究では、様々なママさんバレーボールクラブを一様にして研究を行っているために、今回のようにチーム結成のピークのタイムラグが生まれたと考えられる。参考までに、ママさんバレーボールのチーム・クラブの多様性を捉えるために、原田 の「チーム母体別分類基準」と徳永 の「5つのタイプのチームの特徴」より表1、表2として提示する。
    表 1 原田による「チーム母体分類基準」
    PTA型 小中を単位としたPTAを基礎にして作られているグループ
    同好会型 自発的にグループに参加し定期的に練習しすべての活動経費を自分たちで負担しているグループ
    婦人型 婦人会を基盤にしてつくられているグループ
    町内会型 部落単位、商店街を基盤にしてつくられているグループ
    団地型 各団地の有志が集ってつくられているグループ
    社宅型 会社社宅を中心にしてつくられているグループ
    その他の型 公民館、スポーツ教室などにあるグループ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     地域スポーツクラブの多様性~ママさんバレーボールの事例から~
    単にママさんバレーボールといっても、そのスポーツの目的や形態などは一様ではない。それはママさんバレーボールを行う家庭婦人が、それに対し様々な価値観や目的を持っているからだと考えられる。同時にそのような多様性を持つ人々が集まりチーム・クラブを形成するのだから、そのチーム・クラブはある程度のレベル・年齢・方針といった事項における特色が存在するのであろう。ここではクラブの多様性という観点にたってⅠ様々なママさんバレーボールクラブの形態、Ⅱ東京都豊島区という活動拠点について、チーム結成ピークのタイムラグの原因について考察していきたい。
    Ⅰ様々なママさんバレーボールクラブの形態
    ママさんバレーボールには様々な形がある。筆者が今回対象としたのは、豊島区バレーボール連盟レディースの部に加盟しているクラブであり、その他の小・中PTAの選手に限定したクラブや女子の部は対象としていない。一方原田の研究では、様々なママさんバレーボールクラブを一様にして研究を行っているために、今回のようにチーム結成のピークのタイムラグが生まれたと考えられる。参考...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。