聖徳大学通信 生活科教育法第一課題第一設題

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    聖徳大学生活科教育法

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    第一課題 第一設題
     体験と経験という言葉がある。我々は日頃何気なくこの二つの言葉を使っている。普段はあまり使いわけずに使用しているが,実は深い意味があり,小学校生活科における体験と経験の意味の違いは大きかった。
    体験という言葉は,体験学習とか現場体験とかいう言葉から連想されるように「体験」という言葉には「お試し」のようなニュアンスがあるのに対して「経験」というと、もっとしっかり何かを文字通り経験することを意味するだろう。体験とは,ある物事を先生から促されて子どもが行うということであり,主体性を持って行うというより,受身の姿勢でただ単に言われたことを行うものである。
    経験というのは,子どもが主体性を持って,先生から言われたことを行い,それに対しての自分なりの意見を持ち,行動の意味,目的などを把握し,「知識」として自分の中に取り入れることである。
    小学校の生活科では体験レベルから経験レベルに高めることが大事である。その理由は,体験レベルというものは,あくまで体験であり,誰しもがある行いを実行すれば,体験したことなる。それは主体的ではなく,受動的要素が多いのである。それに対して,経験レベル...

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