2009年度スクーリングで取り扱った国文学演習の資料です。
国文学演習「万葉集の難波の歌を学ぶ」 二○○九年度 3期・大阪スクーリング
**学籍番号** **名前**
一【テーマ】
難波潟の海人娘子の正体とその存在の意味について
二【原文】
※『万葉集』中西 進(2006)より
①巻第九 一七二六 (丹比真人 一首)
難波方 塩干 出 玉藻 海未通女(※1)等 汝名告
②巻第九 一七二七 (和 一首)
朝入為流 人跡 見座草枕 客去人 名者不敷
三【口語文】
※『万葉の歌―人と風土―』井村 哲夫 保育社 昭和61 ⑤大阪 より(P27)
①巻第九 一七二六
~丹比真人の歌一首~
難波潟 潮干に出でて 玉藻刈る 海人娘子ども {汝が名告らさね}
②巻第九 一七二七
~和ふる歌一首~
あさりする 人とを見ませ 草枕 旅行く人に {我が名は告らじ}
*「を」・・・語調を整えるために付随
四【訳文】
※『萬葉集』小学館 1998年 より(こちらのほうがわかりやすい)
①巻第九 一七二六
~丹比真人の歌一首~
難波潟の 潮干に出て 藻を刈っている 海人おとめよ
あなたがたの名を教えておく...