D-1電気伝導度滴定(電気伝導度の測定から酸・アルカリの中和を調べる)

閲覧数6,120
ダウンロード数23
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1[目的]
    電気伝導度の測定から酸、アルカリの中和点を調べる。また中和滴定の結果と比べる。
    2[原理]1-1)
    電解質溶液に面積 A cm2 の電極
    (白金板)
    2枚を d cm の距離で平行に向かい合わせたとき、
    電極間の溶液の抵抗を R、電導度を K とすると、
    K=

    1
    A
    =k
    R
    d

    式(2.1)

    の関係がある。ここでkは導電率で、A=1cm2、d=1cm のときの K である。単位は K は S、
    kは S/cm で表される。
    また電解質1g当量をvml に溶解したときの導電率がkであれば、
    k×vをΛで表し、当量電導度と呼ぶ。Λは物質により固有な値をもつが、イオンの相互
    作用の結果、図 2.1(a)のように電解質濃度に依存し濃度ゼロ近づくと極限値Λ0 に達する。
    これを無限希釈における当量電導度といい、その電解質から生じる陽陰各イオン固有の導
    度を l+ , l- とすると、
    Λ = l+ + l−

    0

    Λ = l0+ + l0− = F μk + μA

    式(2.1)

    図 2.1(a)当量電導度と濃度(b)導電率と濃度の関係

    ここで、F は電気量、μはイオ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。