派遣会社フルキャストと関連会社について―ワーキングプアに付け込む悪徳会社―
最近は、会社員(正社員)でも不況のためダブルワークをしている人が増え、土日祝日のみの短期の派遣アルバイト者が増加している。その経済的弱者を利用している派遣会社がある。
派遣会社に騙されて、辛い思いをしないために派遣会社の実態を述べる。但し、派遣会社も悪徳会社と優良な会社がある。画一的にとらえないでもらいたい。
この資料の目的
この資料は、労働者という弱い立場の人が悪徳派遣会社に騙されて辛い思いをしないようにするための資料です。
悪徳会社の実態
フルキャストでは、違法な行為を繰り返したため新規の登録者が伸び悩み、登録しているだけの幽霊登録者が多い。
私も、フルキャストの関連会社で1度だけ働いたことがあるが、嘘ばかりである。不動産会社などの看板持ち(プラカード持ち)の仕事だと言われて、現地に行ってみると交通誘導をさせられた。契約と全く違う仕事をさせられる。そして、駅から車で20分の現場から自力で帰らされた。帰りのタクシー代は自腹である。
また、違法に手数料も搾取された。
このような行為を繰り返しているため、フルキャストの会社名では人が集まらない。また、フルキャストの登録者は、痛い目に会っているため、仕事に入ろうとしない。そこでフルキャストの名前を隠して、別会社を設立して同じことを繰り返すのである。
ティー・ピー・カンパニーという会社もフルキャストの関連会社である。従業員もフルキャストの名刺と、ティー・ピー・カンパニーの2つの会社の名刺を所持している。
この会社の求人票には、日給7000円以上と掲載されているが、日給があがることはない。また、経験者優遇とあるが経験者でも日給があがることはない。
研修期間があり、8日間は日給6000円。それ以降は、日給7000円である。昇給はない。
また、交通費も支給と明記されているが、自宅から勤務地まで駅4、5つだと交通費は出ない。
研修期間を過ぎても仕事をされると、日給が求人票の給与になるため、基本的には研修期間で解雇する。
人を確保するために、面接では採用と言っておき、必要以上の人員を確保。そして、短期希望のアルバイトのみを残して、長期希望(研修期間を超える人)には、断わりの連絡を入れる。
試験監督の仕事があったので、プロキャストに応募したら「仕事は経験者を優先的に入れるので、他の仕事に入らないと、試験監督の仕事には入れない。また、他の仕事に入っても試験監督の仕事に入れる保証はない。」と言われた。
関連会社を作るのは、他にも理由がある。新規の会社は一定期間、税金の一部が免除される。それを利用して、フルキャストの従業員を関連会社と二重で働かせている。
悪徳会社に騙されないために
面接の前に、フルキャストの関連会社かどうか、他の悪徳会社の関連会社か調べる必要性がある。また、いきなり多くの仕事に入らずに、一度だけ仕事に入り、給与明細を受け取ってから、ブラック会社かどうかを見極める必要性がある。
サービス残業が多い会社は、ブラック会社なのですぐに登録を抹消することをお勧めする。