新アメリカ政治史

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資料紹介

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

「アメリカにおける政党の発展と有権者の意識」
はじめに

 アメリカの政党は、1800年代初めに選挙権における財産所有要件が廃止されたことに伴い、参政権の拡大と密接に結びついている。即ち、有権者の大幅な拡大に伴い大勢の投票者を動因する手段が必要となったことから政党が制度化されていったと考える。

今日のアメリカは二大政党制の国であり、共和党は、特に大企業や財界、軍需産業やキリスト教右派も人々でアメリカ中南部にいる富裕層の保守的な白人層を代弁する政党であると言われる。一方の民主党は、東海岸・西海岸・五大湖周辺の大都市市民などが支持し、比較的低学歴・低所得者層が支持している。労組や労働者、有色のアフリカ系・ヒスパニック・アジア系アメリカ人も支持している。

また、国民の約3分の2が自らを共和党員、民主党員であるとしている。またその純粋性は非常に高いのである。その結果、例えば2004年第109議会における上院において、共和党及び民主党に属さない議員は定員100名中1名であり、下院においては435人中4人に過ぎないのである。注1 

一方、予備選挙に参加するための党員要件は、日本の党員要件と異...

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