皮膚感覚の鋭さについて調べる。触二点の間隔が広いほど二点だということを判断しやすくなると仮定する。また、掌と前腕を比べると掌のほうが感度がよくなっていることを確かめる。もしも掌のほうが感度が高いならば、閾値が前腕部よりも小さくなっているはずである。さらに基準を「確実に二点」にした場合でも「たぶん二点」にした場合ではd’は変わらないが、βは変わるということを確かめる。
刺激にはスピアマン式触覚計を用い、二点の間隔の異なる5種類の触覚刺激と一点のみの刺激を用いた。二点の間隔は、9,7,5,3,0mmで、これらを前腕内側中央部と掌面中央部の2つの部位に呈示した。刺激は前腕内側中央部に9,7,5,3、0mm、掌面中央部には7,5,3,1,0mmと使い分けて与えた。
閾と判断
目的
皮膚感覚の鋭さについて調べる。触二点の間隔が広いほど二点だということを判断しやすくなると仮定する。また、掌と前腕を比べると掌のほうが感度がよくなっていることを確かめる。もしも掌のほうが感度が高いならば、閾値が前腕部よりも小さくなっているはずである。さらに基準を「確実に二点」にした場合でも「たぶん二点」にした場合ではd’は変わらないが、βは変わるということを確かめる。
方法:
2004年6月16日、多目的講義室2にて開始し、その後数回に分けて行われた。被験者は大学生一人であった。装置はスピアマン式触覚計を使用した。
刺激
刺激にはスピアマン式触覚計を用い、二点の間隔の異なる5種類の触覚刺激と一点のみの刺激を用いた。二点の間隔は、9,7,5,3,0mmで、これらを前腕内側中央部と掌面中央部の2つの部位に呈示した。刺激は前腕内側中央部に9,7,5,3、0mm、掌面中央部には7,5,3,1,0mmと使い分けて与えた。
手続き
概要:触覚計を皮膚に当て、その刺激が二点であったか一点であったかを判断させた。これを25(試行)×5(ブロック)×2(部位)回行った。
一試行の...