一橋大学法科大学院 平成16年度入試 民事法 第1問(民法) 答案

閲覧数3,034
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    民法 一橋大学法科大学院 平成16年度入試 民事法 第1問
    一 問題
    問題文は、大学側が著作権を保有しているため省略します。 下記のURLで問題文を確認ください。 http://www.law.hit-u.ac.jp/home/tabid/210/Default.aspx
    二 解説
    1 設問(1)について
    設問(1)前段について
       ア Dの所有する土地上に無権原で建物が存在している本問において、Dは誰に建物収去土地明渡し請求をすべきか。登記簿上の所有者と真の所有者が異なるため、いずれに請求すべきか明らかでなく問題となる。
         思うに、建物を収去することは、その権限ある者がすべきである。
    よって、建物収去土地明渡し請求は真の所有者に対してすべきであるのが原則であると解する。
    本問において、甲建物の真の所有者はCであるから、Dは原則としてCに対して建物収去土地明渡請求すべきである。
       イ もっとも、真の所有者を見つけ出すのが困難な場合もあり、このような負担を土地所有者に負わせるべきでない。そこで、登記簿上の所有者に請求することができないかが問題となる。
         思うに、建物...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。