生きる意味とは 鈴木秀子『恵みあれば』 人間関係

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    資料紹介

    自己を見つめ直し、いろいろな角度から物事に向き合い、自分と他者の相互理解をすることで、自他ともにそれまでとは異なる存在へと前進することができる。これはまさしく生きることにつながり、人生の意味であると考える。
    人生の中で起こる出来事は自分にとって幸せで満足と思えることばかりではなく、時には不幸と感じることもある。「なぜ自分にこんな出来事が

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    生きる意味とは
    私は35年の人生で、さまざまな出来事と向き合い解決していく中で、自分にそれが降りかかる意味、また、そのことを通しての人生の意味について考えることが何度となくあり、改めて人生の意味について掘り下げて考察してみたいと思い、このテーマを取り上げることにした。
    自分に起こる、あるいは、課せられる物事に向き合うことで、自分や他者、あるいは物事を別の視点から捉え、今まで気づかなかったことに気づき、自分と他者との相互理解、存在価値の認識が可能になる。さらに、人と人とのかかわりの大切さに気づき、自分は一人では生きられない、生きていないことを知る。その結果、自分と他者は今までとは異なる新たな存在へと成長することができる。これが人生の意味であると考える。
    私は第1子を流産した。それは染色体の異常によるもので、防ぎようがなかったものの、今までにない深い悲しみにくれた。無事出産に至らなかったことに対して、何故自分が、という疑念を抱くとともに、自分を責め続け毎日のように泣いた。その際、夫をはじめとする周囲のあたたかい言葉、術後の検診での看護師による「あなたが悪いわけではないのよ」という言葉に非常...

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