自由再生法の課題を用いて、記憶における系列位置効果を確認する。系列位置効果とは、文脈を構成しないいくつかの単語の系列をひとつずつ順番に提示した直後に、それらの単語を思い出すままに再生させると、提示された順番によって単語の再生されやすさは異なるということである。実験条件として、学習した単語を提示直後に再生させる条件と30秒の計算課題の後再生させる条件を設定する。これらの条件の間で、各系列位置の項目が正しく再生される確率を比較することによって、系列位置効果が起こる理論的背景について考察する。
実験条件として、「直後再生条件」と「計算あり条件」の2条件を設定した。直後再生条件では15語の単語を連続提示し、15番目の単語提示直後に単語を再生させた。計算あり条件では、同様に15語の単語を連続提示した後、続けて引き算を6問行わせた後に単語を再生させた。被験者一人当たり直後再生条件を4試行、計算あり条件4試行の合計8試行を行った。
系列位置効果
目的
自由再生法の課題を用いて、記憶における系列位置効果を確認する。系列位置効果とは、文脈を構成しないいくつかの単語の系列をひとつずつ順番に提示した直後に、それらの単語を思い出すままに再生させると、提示された順番によって単語の再生されやすさは異なるということである。実験条件として、学習した単語を提示直後に再生させる条件と30秒の計算課題の後再生させる条件を設定する。これらの条件の間で、各系列位置の項目が正しく再生される確率を比較することによって、系列位置効果が起こる理論的背景について考察する。
被験者
○○大学の学生7人
実験刺激および装置
実験条件として、「直後再生条件」と「...
他の何かに応用できるかという点を考え、実験して欲しかった。