私は中学2年生の歴史を担当するということを事前に聞かされていたので、中学の歴史教科書に目を通す程度の下準備をした。しかし実際に実習の1週目などは、授業見学に当てられることを知っていたこと、またどの範囲から行うかなどについては未定だったために、特別な準備はしなかった。
実習が始まると、他の先生方や実習生の授業を見学し勉強すると同時に、教材研究を行っていく。この教材研究が曲者で、やりこめばやりこむほどどんなに時間があっても足りないものだった。自分が教えることをイメージしながらの教材研究は、あれはどうなんだろう?これはどうなんだろう?というように、自らの授業に対して自己評価することで再三改善しなければならなかった。指導教員の先生だけでなく、実習生にもアドバイスをもらったりと1回目の授業を行うまでは、落ち着きのない時間をすごしていた。
そしてむかえた1回目の授業。おそらく大学生活で最も緊張した50分間だったのではないだろうか。
教育実習について振り返ってみたい。
私は中学2年生の歴史を担当するということを事前に聞かされていたので、中学の歴史教科書に目を通す程度の下準備をした。しかし実際に実習の1週目などは、授業見学に当てられることを知っていたこと、またどの範囲から行うかなどについては未定だったために、特別な準備はしなかった。
実習が始まると、他の先生方や実習生の授業を見学し勉強すると同時に、教材研究を行っていく。この教材研究が曲者で、やりこめばやりこむほどどんなに時間があっても足りないものだった。自分が教えることをイメージしながらの教材研究は、あれはどうなんだろう?これはどうなんだろう?というように、自らの授業に対し...