国立マンション訴訟
『国立マンション訴訟』は、1999年に国立市の「大学通り」沿いに高層マンションの建設計画が持ち上がって以来、地域住民、国立市、東京都、明和地所によって、訴訟が相次いだ。これからその争点を示し、最後に私の考える、景観に関する本質を述べていく。
まず、国立マンション訴訟の経過を以下に示す。
1.国立マンション訴訟の経過
1999/7/22
明和地所、東京海上火災保険から90億2000万円で用地を取得
1999/12/3
明和地所、東京都多摩西部建築事務所に建築確認申請
2000/1/5
東京都多摩西部建築事務所が建築確認
2000/1/31
国立市議会・本会議、地区計画改正条例案を可決
2000/2/24
明和地所、東京地裁に、地区計画・地区計画改正条例の無効確認を求める訴訟を提起
2001/3/29
地域住民ら、東京地裁に、建物の高さ20mを超える部分の撤去を求める民事訴訟を提起
2001/4/28
明和地所、東京地裁に、国立市らに4億円の損害賠償を求める民事訴訟を提起
2002/2/14
東京地裁、明和地所の地区計画・地区計画改正条...