教科書からの引用箇所が多いことから、参考・活用していただきやすいレポートだと思います。
レポート内には、私見も記述してありますので、参考にしていただけると思います。
なお、当レポートサイズはB5版です。
従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対して主体的な学習を基本とする授業について設計と評価の特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて授業設計ならびに評価についての留意点を述べよ。
シラバスの「科目の概要」の記載のとおり、昨今の教育改革のもと、教育方法の変革が行われ、児童生徒の主体的な学習を重視する授業へとシフトしつつある現状において、「教育の本質を考え、教育思想の歴史を振り返るとともに、先進的な教育の取り組み、新しい授業の設計や評価、さらにはこれからの教師像を考える」ことを意識しつつ、考察することとする。
主体的な学習とは、新教育課程からに見出すことができる。そこで、同過程について、まず考察することとする。新教育課程では、次の4つの学力をバランスよく育てることが大切とされる。そのうち、前者の3つが、「教科学習で主にめざす学力」であり、最後のものが、「総合的学習で主にめざす学力」とされる。さらに、前者の2つは、まさに「不易な学力」であり、いわば伝統的な学力を指す。それらは、主に教師から与えられた課題や問いを子どもたちが解決することによって計画的、体系的に身につく学力である。一方、...