●してほしい行動
手をつないでも走りださない
「おとなしく手をつないでくれてありがとう。おりこうなのね。助かるわ。」と褒める。
●してほしくない行動
耳塞ぎ
してほしい行動→嫌なことがあれば、耳ふさぎをするのではなく、言葉で説明する。心理的に過剰に反応している場合があるので、どんな時に耳塞ぎをしているのかを見極める。「耳を塞ぐのをやめたら、こっちで一緒に遊びましょうね。」と言って、耳塞ぎをしている間は無視をする。少しでもこちらの言っていることに耳を傾けようとすれば(耳から手が離れれば)褒める。
また耳塞ぎは危険でもなく、許しがたい行動とは言えないが、本人になんらかのストレスがかかっている可能性も考えられる。そのことから、どうして耳塞ぎをするのかを考え、必要に応じて家族会議をひらいて対処をする。そこで、子どもがどうして耳を塞ぐのか(代わりにどのような事があれば耳を塞ぐようなことをしないのか・何が嫌なのか)を明確にする。そして可能な解決方法を考える。
●許しがたい行動
自分の頭を床に打ち付ける
してほしい行動→嫌なことがあるのなら言葉で訴える。
指示子どものところへ行き、「頭を上にあげて、私の方をみなさい。」という。また何か不満があって話したければ、よろこんで相談にのると伝えておく。
頭を打ち付けたら、子どもを後ろから抱き抱えて、行動をブロックする。そして、こどもが力をぬいたりよわめたりした瞬間にブロックを話して、大げさに子どもを褒める。再び頭を打ちつけようとしたらブロックして、力を弱めたときに褒める。
発達障害概論 レポート
子供の行動の分類(してほしい行動・してほしくない行動・許しがたい行動)とそれぞれの対処法について
着脱
してほしい行動
「脱いで。」という刺激プロンプトのみで、自分ひとりで脱ぐ。
「上手に一人で脱げたね。」と褒める。また着ている途中にでも褒めたり励ましたりする。
正しい向きを示すプロンプトのみで、ズボンやパンツをひとりで着る。
「キレイにパンツとズボンが着ることができたね。」と褒める。また着ている途中にでも褒めたり励ましたりする。
首の上にのせてあげるプロンプトのみで、シャツをひとりで着る。
「正確にシャツを着ることができたね。」と褒める。また着ている途中にでも褒めたり励ましたりする。
以上の3つの行動はプロンプトがあっての行動なので、次の段階としてプロンプトなしに自発的に行動をしてほしい場合、自発的にできた時やしようとした時に「まあ、何も言わなくても服を脱ぐ準備をしていたのね。すばらしい!」とオーバーなくらいにでも褒めたり励ましたりする。他にも兄弟がいる場合には、プロンプトなしに行動ができている子を褒める。指示をする前に選択をさせてみる。洋服を脱ぐ時なら「シャ...