経営学2

閲覧数1,272
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1. はじめに
     コーポレート・ガバナンスは「企業統治」と訳され、「会社は誰のものか」「会社の経営形態・統治システムはどうあるべきか」をめぐる諸問題である。所有・支配・経営が一体化している企業においては、所有者と経営者の間に利害相反は生じないが、所有と経営が分離している企業においては、コーポレート・ガバナンスの問題が顕在化してくる。以下に日本企業のコーポレート・ガバナンスの特徴と問題点、近年におけるガバナンス改革について述べる。
    2. 日本企業のコーポレート・ガバナンスの特徴と問題点
     日本企業のコーポレートガバナンスは、構造的には取締役会と監査役(会)による二重のチェックシステムを持つ点に特徴がある。最高の意思決定機関である「株主総会」が取締役を選任し、取締役全員で構成する「取締役会」が「代表取締役」を選任する。取締役会は、代表取締役以下の経営執行陣に業務を執行させ、彼らを監督する。また、株主総会により選任された「監査役」が取締役を監査するという二重のチェック体制になっている。
     この二重チェック体制は、業務執行を厳しくチェックしているように見えるが、実際は取締役会を構成する取締役も...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。