英文学史(第2設題) doc

閲覧数1,000
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ヴィクトリア時代の小説について、当時の社会背景なども考慮しながら述べよ。
     ヴィクトリア女王(Queen Victoria,1819-1901)が18歳のとき即位してから64年間、イギリスは安定した秩序を保ちながら、かつてない発達を遂げた。しかしその内部には様々な矛盾を抱えていた。「飢餓の40年」と言われる農作物の飢饉が続いたり、労働者たちが成人男子普通選挙等6か条を盛り込んだ「人民検鏡」を作って議会に請願しようとする人民憲章運動が続いた。ヨーロッパ諸国よりも高度に産業革命が発達したイギリスは、中流階級だけでなく、労働者階級の政治的権利を求める動きが早く起こっていったのである。そうして1867年には第2次選挙法改正案が成立、1871年には第1次労働組合法が成立するなど、民主主義が進歩し、次々と改革が行われていった。
     ヴィクトリア朝での中心的な文学は小説であった。小説家は読者の肯定できる世界観を描き、当代の世相や市民の日常生活を如実に描いたのである。そして小説の隆盛に最も寄与した人物がディケンズである。下級役人の子どもとして生まれ、父親が負債者監獄に入れられたことにより、12歳から工場...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。