実習やレポートを進めるにあたり、「保育とは何か」を考えるようになった。自分の育って来た環境と、今の子どもの環境とではだいぶ違うと感じる。確かに昔も、テレビゲームはあったが、私自身それを好まなく、外で元気に友達と遊んだり、おもちゃを作って遊ぶことも多々あった。子どもにとって遊びとは何か。また子どもの成長と、どうつながっているのかを考えてみようと思う。
子どもにとって遊びは、生活そのものであり、子どもは遊びを通して発達していく。子どもの遊びは自主的、自発的活動であり、目的意識をもって行われるものではない。子どもは遊びを通して、充実感、解放感、達成感といった喜びを感じている。無目的にされる遊びであるが、子どもの発達にとって、次のような意義と効果がある。
①手、足、身体の運動機能を発達させ、体力を向上させる。
②創造的試行を豊かにし、知的活動を促進する。
③遊びを通じて、社会的交渉能力を身に付け、社会性の成熟が図られる。
④遊びを通じて、自制心、忍耐力、自信などが養われ、思いやりの気持ちが学習されて、人格が発達する。
⑤遊びを通じて、何をどのように操作するか考え、行為することによって、教育...