これから中学の教員を目指す上で、生徒の「こころ」の部分にふれる機会も多くなるだろう。
生徒が一番多くの時間を過ごすのが家族であり、中学(学童期)までに家庭で行った教育方法(躾)がその子の精神状態を形成するのに大きく影響している。
また、遺伝説のことは考えずに環境説を中心に諸段階別(胎児期~学童期)に必要な理由と家庭での教育を提案していく
こころの教育に必要なこと
08kx015 前島 稔久
これから中学の教員を目指す上で、生徒の「こころ」の部分にふれる機会も多くなるだろう。
生徒が一番多くの時間を過ごすのが家族であり、中学(学童期)までに家庭で行った教育方法(躾)がその子の精神状態を形成するのに大きく影響している。
また、遺伝説のことは考えずに環境説を中心に諸段階別(胎児期~学童期)に必要な理由と家庭での教育を提案していく。
まず胎児期については母体の中に子供がいるので母親の精神状態が及ぼす影響がとても強く、またその後の子供の健康状態にも影響を及ぼす重要な時期である。
妊娠中の強いストレスが具体的に胎児にどういう影響を与えるのかについて、人間に近いサルを使った実験のデータが記載されていたのでそれを参考に考察する。
「妊娠中に子を宿した母ザルを身動きできない状態にして、人間が監視する実験で、強い恐怖に襲われた母ザルはアドレナリンの分泌量がふえ、このホルモンが子宮に流れる血液量を減らすばかりでなく、子ザルの体内にも移って、血流を減らしてサルの胎児は酸欠状態におちいった。また、それが原因で結局死産となってしまった。」(「育つ...