トリオキサラト鉄(Ⅲ)酸カリウムの合成 評価:優

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    トリオキサラト鉄(Ⅲ)酸-

    カリウムの合成
    Ⅰ、実験目的
     トリオキサラト鉄(Ⅲ)酸カリウムは水酸化第二鉄(Fe(OH)3)を過剰のシュウ酸カリウム水溶液と熱することによって合成され、合成したトリオキサラト鉄(Ⅲ)酸カリウムを再結晶法により精製する。

    +3→    ①

    3+→[Fe(]+3O   ②

    ただし、得られるトリオキサラト鉄(Ⅲ)酸カリウムは結晶構造中に水3分子を含むK3[Fe(C2O4)3]・3H2O(分子量491.15)として得られる。

    また、トリオキサラト鉄(Ⅲ)イオンは次の光化学反応を起こす。生じる鉄(Ⅱ)イオンを定量することにより光量を測定することができるので、化学光量計として用いられている。この実験では色の変化を確認する。

    2[Fe(22-+   ③
    Ⅱ、実験の操作、手順
    トリオキサラト鉄(Ⅲ)酸カリウムの合成と精製
    操作1・・・500mlのビーカーを用いて、2.43gの硝酸第二鉄(Fe(NO3)3・9H2O:分子量403.88)を100mlの水に溶解させ、撹拌しながら駒込ピペットで6Mのアンモニア水5mlを加え、水酸化第二鉄を沈殿させた。2.43gの硝...

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