この資料は、情報教育の現状(2008)をインターネットを用いて調査した結果です。
全部で第9章で構成されており、これはその第5章となります。
地域社会で求められている情報基礎能力のニーズ調査
この章では、授業を設計する上で一番重要であるといえる「ニーズ調査」を行った。調査方法は2通りあり、一般に出版されている“情報基礎”に分類される図書について、どのような内容が多く出回っているのかということと、ニーズ調査は様々な方が今までに研究・発表されているので、それらのデータをまとめるという方法である。
以下5.1では一般図書を用いたニーズ調査を、5・2では過去論文からの引用によるニーズ調査について述べる。
5.1 一般図書を用いたニーズ調査
5.1.1 調査方法
調査した本の数は157冊。第2章であげたとおり、インターネットを用いてgoogleにより「情報基礎 本」で検索。ヒットした本の目次をデータベースとしてEXCELに取り込み単語のヒット件数を調査した。
インターネットを用いて検索した理由として、現在最も情報基礎として認知され広く読まれている本をデータベースとするためである。資料3に詳細な一般図書のリストをあげる。
一般図書を用いたニーズ調査では、第3章大学カリキュラムの現状調査や第4章高等学校カリキュラムの現状調査とは異...