この資料は、情報教育の現状(2008)をインターネットを用いて調査した結果です。
全部で第9章で構成されており、これはその第3章となります。
大学カリキュラムの現状調査
第1章で述べたように、現在の大学のカリキュラムは様々な人々によって試行錯誤が重ねられている。よってインストラクショナル・デザインのサイクル(図1)に沿って考えると、大学カリキュラムの現状を調査することはニーズを調査する上でかかせないものである。またそこから、今後の授業設計を考えるうえでニーズとの差異を出さなければならない。ゆえにこの章では、大学カリキュラムの現状調査を行った。
3.1 カリキュラム改革の現状
文部科学省の「大学設置基準の大綱化」(平成3年)が施行されて以来、各大学におけるカリキュラム改革はどのように進められているのか。現在までの調査結果を以下に述べる。図22・図23は、平成8年度~18年度に文部科学省により調査されたカリキュラム改革の実施状況のデータである。
図 22 カリキュラム改革の実施状況(平成8年度~12年度) 文部科学省HP 「大学におけるカリキュラムなどの改革について」よりhttp://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/13/12/011224a.htm
図 23 カリキュラム改革の実施状況(平成14年...