中国人向け日本への旅行商品企画
我が国は観光立国として、日本を訪れる外国人旅行者を2010 年までに1000 万人にすることを目標として掲げた。近年、国土交通省の外局として「観光庁」が設置され、日本政府による観光立国推進が提唱されている。換言すれば、訪日観光客数の増加による内需拡大、経済活性化の推進の一要素と考えられる。
2009 年7月の訪日外客数は、前年同月比23.3%減の63万300人となった。日本政府観光局(JNTO)が推計値として8月21日に発表した。12ヶ月連続の減少で要因としては、新型インフルエンザの拡大、景気低迷による消費・旅行の手控え、円高の継続などが訪日外客減に影響している。しかし、中国の成長は著しく、現在でも6%超の経済成長が見込まれている。
中国人が東京の家電量販店やデパートで大量消費しているニュースが報道されているが、修学旅行についても現在大幅な増加傾向にある。
中国では経済発展に伴う富裕層の拡大、さらに中国の一人っ子政策下において、将来有名大学や有名企業へ就職するための親の教育熱の高まりとともに、海外への修学旅行は学校交流や最先端技術の視察等の異文化体験を通じ、国際感覚を育成する絶好の機会...