『生活科の目標をふまえた「子どもの遊びの中から生まれる実践」について考察するとともに、考察した実践についての学習指導案を作成せよ(学年は第1学年でも第2学年でもかまわないが、本時部分を詳細に作成すること)。』
第1章 生活科の目標をふまえた「子どもの遊びの中から生まれる実践」についての考察
新学習指導要領の「生活科」の目標は「具体的な活動や体験を通じて、自分と身近な人々、社会及び自然とのかかわりに関心をもち、自分自身や自分の生活について考えさせるとともに、その過程において生活上必要な習慣や技能を身につけさせ、自立への基礎を養う。」とある。今回の改善は以前の学習指導要領より見出された点を考慮して新しく目標設定されたのである。見出された点として二点挙げられるのである。一点目は、生活科の学習状況は直接体験を重視した学習活動が展開されて、おおむね意欲的に学習や生活をしようとする態度が育っているという評価。二点目として、一部に画一的な教育活動が見られるとか、単に活動するだけにとどまっていて、自分と身近な社会や自然、人にかかわる知的な気づきを深めることが十分でない状況もみられるという指摘が挙げられ...